(71)出会い――元高等部4期生の「私記」(73)国家予算で国民の生活費を支給する時代!

2020年06月12日

(72)拭いようのない不吉な予感(コロナ論)

 私は今拭いようのない不吉な予感を何度か感じ、何度か抑制し、やはり書くだけは書いておこうという気になっている。それはこれまで何度か推測されてきた内容を自分なりに少し誇張した内容になりそうである。

 

「この生命体Xは実に不思議な生態を持つらしい。というのは人間の生態、生命活動の渦中にある営みによって生き、生長しかつ繁栄するものらしいのだ。そのXは人間大勢が集まり、大声を交わし合い、密接し合うという機会が多いことに着目する。まるで人間のいわば自然な生命力が発露し、その充実、歓楽の極限においてその生命力を受胎し、生命体を生長させる。そしてその結果は主体としての人間を滅ぼしてしまうかのようだ。

それでは人間〈一体〉の自己表現の不可能を意味するがゆえに、人間の生活空間を差し当たり無数に分断するしかない。いいかえればその種の人間力の表現が極力制約、縮小された環境に封じこめるしかない。それはどうしようもなく、それぞれの家庭に分断することになる。その実態は、自然普通の人間力の維持昂揚につながるとはとても考えにくい。おそらくそれはその狭い容器の世界に縮小、抑制された人間〈抑圧〉世界になるしかないのではないかと危惧する・・・」

 

 

こうして私は悶々としているうちに、いったい日本以外に他の国はどうなっているのか気になってきた。ともかく考えられないぐらいの死者が出ているではないか。よって以下の数字をあげる。

死者の多い国(NHK2020年6月8日)

▽アメリカが11万28人

▽イギリスが4万625人

▽ブラジルが3万5930人

▽イタリアが3万3899人
▽フランスが2万9158人
▽スペインが2万7136人

当日までに日本では死者919人(クルーズ船除く)

 

ともかく日本的レベルでは想像もつかないほどである。映像で見る限りとても日本のお葬式感覚ではない。大量の棺を掘り広げられた空間に埋め尽くしていく作業である。

これをさらに世界史的レベルで調べてみると別の大流行病ペストにぶつかる。(wikipediaより要約)

 

「ペストとは、ペスト菌の感染によって起きる感染症である。症状は、発熱、脱力感、頭痛などがある。症状は感染後1-7日後ほどで始まる。別名黒死病は感染者の皮膚が内出血によって紫黒色になることに由来する。ネズミなどげっ歯類宿主とし、主にノミによって伝播されるほか、野生動物ペットからの直接感染や、ヒト―ヒト間での飛沫感染の場合もある。感染した場合、治療は抗生物質と支持療法による。致命率は非常に高く、治療した場合の死亡率は約10%だが、治療が行われなかった場合には60%から90%に達する。

古来複数回の世界的大流行が記録されており、14世紀に起きた大流行(百年戦争もある)では、当時の世界人口4億5000万人の22%にあたる1億人が死亡したと推計されている。」

 

思いもかけず世界史,人類史レベルからの流行病にぶつかってしまった!



okkai335 at 15:22│Comments(0)

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