2021年01月10日
一気に読んでいました
ある元実顕地メンバーからお手紙いただきました。
ご本人Bさん(としておきましょう)のご了解の上、その一端を紹介させていただきます。
【福井さん、○○さんへ
『「金要らぬ村」を出る…』を読ませていただきました。
ある知人から送っていただきました。去年の暮れでした。
体調が悪い時でしたが、途中でやめることができず、一気に読んでいました。
他人事とは思えないことばかりで胸が苦しくなりながらも、ほっとしたり微笑んだり
身近にお二人の日常に触れているようで、年が明けても読んでいます。
「村」を出た人みんなに読ませて上げたいです。
私も「村」を出て一人で頑張っていた息子の初めての崖っぷちからのSOSで、「村」を出る決心を固め、ただ息子を死なせてはならない親心だけで頑張ってきました。この本は私にとっての原点を教えてくれました。
「村」に行こうと思ったのも、出てくることを決めたのも「心あらば愛児に楽園を」のこの言葉に出会った時の琴線に触れた思いです。
どうすることがそうなるのかいまだにわからないでいますが、心の底にその思いだけははっきりと置いておきたいと願っています。
(中略)
ある日夜中の勤務中に私が倒れてしまい、夫が昔の会社の時の知人に仕事をお世話してもらい、沢山の人の助けをもらい今日までやってこれました。
きっと「村」を出た人みんなにそれぞれの苦労や出会いやささやかな喜びもあったでしょう。
この本を読んでいると一つの奥深いところにある人生の本当の味わいを感じます。あの苦しみを味わっていてよかったとすら思えます。
今だから言えるのでしょうが……
ーー以下略ーー
okkai335 at 02:14│Comments(0)